2007年4月30日月曜日

交通事故を招く危険な信号機

 東京都内にある歩行者用信号機には、あとどれくらいで青に変わるかを示す装置が信号機の横に付いているものが多い。この装置が付いている信号機は、交通事故を誘発する危険な信号機である。
 あともう少しで青に変わる、というところで、横断歩道を渡り始める人だってたくさんいる。みんながみんな、きっちり信号が青に変わるまで待っているわけじゃない。人間は、あらゆる場面で常に合理的に行動するわけではないからだ。
 「あ、もう青に変わるな、よし!」といって、まだ信号が赤なのに横断歩道を渡り始める人が必ず存在する、という前提で交通のシステムはつくりあげなければならない。
 あの装置は、この「あ、もう青に変わるな、よし!」と考える人へゴー・サインを送っているのだ。
 交通死亡事故が発生する前に、いや、もうあの装置が原因で発生しているかもしれないが、歩行者の安全のためには、あの装置は緊急に撤去する必要がある。

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